流量・粘度・差圧:フィルター選定の基礎
接続径や清水流量だけで選べない理由と、面積流束、初期・負荷差圧、バッチ処理、回路余裕を解説。
流量と接続径は別の入力
流量は単位時間の体積、接続径は継手寸法です。同じ径でも面積と抵抗は異なります。
バッチはQ=V/t、循環は対象支路の実流量を確認し、ポンプ銘板値と混同しません。
面積流束と粘度
J=Q/Aで面積当たり流量を比較します。理想線形領域のΔp≈μRJは粘度と流束の影響を示します。
実機には本体・弁・支持抵抗や非ニュートン性があるため、実条件の曲線・試験で選定します。
使用圧力・初期差圧・交換差圧
使用圧力は耐圧、差圧は前後差です。初期値と負荷後値を分け、交換は機器限度、最低流量、品質を合わせて判断します。
品質限度が先に来る場合もあるため、差圧計だけで保守を決めません。
曲線より先に条件を読む
液、温度、本数、長さ、等級を確認します。清水曲線を高粘度液へ直接使わず、本体のみの圧損には元件抵抗も必要です。
流量・温度・差圧を同期記録し、ポンプ減速による低下を汚染減と混同しません。
計算例:処理時間と設備能力
仮定例:5 m³を1時間なら5 m³/h、45分なら約6.67 m³/hです。処理要求の計算であり装置能力の保証ではありません。
次に目標流量で実液・元件・回路の抵抗と負荷余裕を確認します。
参考資料
製造ラインへの適用をご検討ですか。流体、処理量、温度圧力、既存設備を共有いただき、構成をご相談ください。
